基本情報
最終更新日時:2024年10月3日14時55分

禁忌

<効能共通>【2.1】エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば乳癌,子宮内膜癌)及びその疑い〔腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すおそれ。[8.3参照]〕【2.2】乳癌の既往歴〔乳癌を再発させるおそれ。[8.3参照]〕【2.3】未治療の子宮内膜増殖症〔子宮内膜増殖症は細胞異型を伴う場合がある。[8.3参照]〕【2.4】血栓性静脈炎や肺塞栓症,又はその既往歴〔卵胞ホルモン剤は凝固因子を増加させ,血栓形成傾向を促進するおそれ。[11.1.2参照]〕【2.5】動脈性の血栓塞栓疾患(例えば,冠動脈性心疾患,脳卒中)又はその既往歴〔[15.1.4,15.1.5参照]〕【2.6】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.7】授乳婦〔[9.6参照]〕【2.8】重篤な肝障害〔[9.3.1参照]〕【2.9】診断の確定していない異常性器出血〔出血が子宮内膜癌による場合は,癌の悪化あるいは顕性化を促すおそれ。[8.3参照]〕 <更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う症状(血管運動神経症状(Hot flush及び発汗),泌尿生殖器の萎縮症状),閉経後骨粗鬆症,性腺機能低下症,性腺摘出又は原発性卵巣不全による低エストロゲン症,生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整>【2.10】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5.1参照]〕

効能・効果

更年期障害・卵巣欠落症状に伴う次の症状/血管運動神経症状(Hot flush及び発汗),泌尿生殖器の萎縮症状。閉経後骨粗鬆症。性腺機能低下症,性腺摘出又は原発性卵巣不全による低エストロゲン症。

用法・用量

〔更年期障害・卵巣欠落症状,閉経後骨粗鬆症〕成人0.72mg(1枚),下腹部,臀部のいずれかに貼付。2日ごとに貼り替える。〔低エストロゲン症〕成人0.72mgから開始し,下腹部,臀部のいずれかに貼付。2日ごとに貼り替え,症状に応じ増減。小児0.09mgから開始し,下腹部,臀部のいずれかに貼付。2日ごとに貼り替える。その後0.18mg,0.36mg,0.72mgへ段階的に増量。

用法・用量に関連する使用上の注意

閉経後骨粗鬆症:投与後6ヶ月~1年後に骨密度を測定し,効果が認められない場合は投与を中止し,他療法を考慮する。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】アナフィラキシー【11.1.2】静脈血栓塞栓症,血栓性静脈炎〔下肢の疼痛・浮腫,胸痛,突然の息切れ,急性視力障害等の初期症状が認められた場合には使用中止。[2.4,8.1,9.1.7参照]〕

投与期間制限

なし

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