ビスダイン
Visudyne

剤型一覧

  • ビスダイン静注用15mg

製造販売元

クリニジェン

一般的名称

ベルテポルフィン静注用
英語:verteporfin

販売名 / 薬価

ビスダイン静注用15mg  / 137,276.0円

規格単位(薬価が適用される単位)

15mg1瓶

基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時8分

警告

【1.1】本剤による光線力学的療法は,規定の講習を受け,光線力学的療法の安全性・有効性を十分に理解し,本剤の調製・投与及びレーザー照射に関する十分な知識・経験のある眼科専門医のみが実施する【1.2】本剤投与後48時間は皮膚又は眼を直射日光や強い室内光に暴露させないよう注意する。本剤投与後48時間以内は光線に対して過敏になるため〔[8.3.1参照]〕【1.3】本剤投与後48時間以内に緊急手術を要する場合は,できる限り内部組織を強い光から保護する。本剤投与後48時間以内は光線に対して過敏になるため【1.4】光照射により本剤を活性化させた場合に,視力低下等の高度の視覚障害が誘発されるおそれがあり,回復しなかった症例も認められていることから,本剤による光線力学的療法のリスクについても十分に患者に説明した上で,本治療を施行する〔[11.1.1参照]〕【1.5】本剤は特定の適切な眼科用光線力学的療法用レーザーにより光照射した場合にのみ,適正かつ安全に使用できることが確認されているので,本剤の光活性化の基準に適合しないレーザーは使用しない。光熱凝固のために使用されているレーザーを本剤の活性化に用いることはできない。基準に適合しないレーザーを用いた場合には,本剤の部分的光活性化による不十分な治療,あるいは逆に,過度の活性化により網膜等周辺正常組織の損傷を引き起こすおそれがある

禁忌

【2.1】ポルフィリン症〔症状を増悪させるおそれ〕【2.2】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.3】眼底の観察が困難な者〔混濁の程度の強い白内障又は角膜混濁のある者等では,眼底の観察が困難であり,また,対象となる病変部に適切な光照射エネルギー量が到達するかどうか不明であるため,本剤による適切な治療を施行することができない〕

効能・効果

中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性症。

用法・用量

6mg/m2,10分間かけて静注。投与開始から15分後にレーザー光(波長689±3nm,光照射エネルギー量50J/cm2)を治療スポットに照射。3ヶ月ごとの検査時に蛍光眼底造影で脈絡膜新生血管からのフルオレセインの漏出が認められた場合は再治療実施。

用法・用量に関連する使用上の注意

【1】1瓶に(局)注射用水7mLを加えて溶解し,2mg/mLを含有する7.5mLの溶液を調製。6mg/m2相当量の溶液を吸引し,総量30mLになるよう(局)ブドウ糖注射液(5%)で希釈し使用。総量30mLを適切なシリンジポンプとインフュージョン・ラインフィルターを用いて投与。【2】血管外漏出がみられた場合は直ちに中止し,冷湿布を行う。【3】(局)注射用水以外の溶解液(生理食塩液等)の使用不可。他剤との混注は行わない。【4】レーザー光照射:必要な場合,眼球運動防止のための球後麻酔の併用可。【5】初回治療での両眼同時治療は避ける。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】眼障害〔重篤な視力低下(3.1%),視覚異常(変視症,霧視等)(4.7%),視野欠損,硝子体出血,網膜下出血(1.6%),網膜剥離,網膜色素上皮剥離,網膜色素上皮裂孔,網膜浮腫,黄斑浮腫。[1.4参照]〕【11.1.2】アナフィラキシー,血管迷走神経反応〔失神,発汗,めまい,発疹,呼吸困難,潮紅,血圧の変化,心拍数の変化等の全身状態を伴うことがある〕【11.1.3】痙攣【11.1.4】脳梗塞(1.6%),大動脈瘤(1.6%),心筋梗塞(1.6%)【11.1.5】出血性胃潰瘍【11.1.6】全身性の疼痛

投与期間制限

なし

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