バベンチオ
BAVENCIO

剤型一覧

  • バベンチオ点滴静注200mg

製造販売元

メルクバイオファーマ

一般的名称

アベルマブ(遺伝子組換え)注射液
英語:avelumab(genetical recombination)

販売名 / 薬価

バベンチオ点滴静注200mg  / 166,397.0円

規格単位(薬価が適用される単位)

200mg10mL1瓶

メルケル細胞癌の関連薬剤

基本情報
最終更新日時:2024年8月7日14時26分

警告

【1.1】本剤は,緊急時に十分対応できる医療施設において,がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで,本剤の使用が適切と判断される症例についてのみ投与する。また,治療開始に先立ち,患者またはその家族に有効性及び危険性を十分説明し,同意を得てから投与する【1.2】間質性肺疾患が現れ,死亡に至った症例も報告されているので,初期症状(息切れ,呼吸困難,咳嗽等)の確認及び胸部X線検査の実施等,観察を十分に行う。また,異常が認められた場合には本剤の投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う〔[8.2,9.1.2,11.1.1参照]〕

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴

効能・効果

根治切除不能なメルケル細胞癌。根治切除不能又は転移性の腎細胞癌。根治切除不能な尿路上皮癌における化学療法後の維持療法。

用法・用量

腎細胞癌はアキシチニブと併用。1回10mg/kg,2週間間隔,1時間以上かけて点滴静注。

用法・用量に関連する使用上の注意

本剤投与時に発現することがあるinfusion reactionを軽減させるため,投与前に抗ヒスタミン剤,解熱鎮痛剤等の投与を行う。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】間質性肺疾患(2.1%)〔[1.2,8.2,9.1.2参照]〕【11.1.2】膵炎(0.6%)【11.1.3】肝不全,肝機能障害(12.7%),肝炎(0.4%)〔肝不全,AST,ALT,γ-GTP,ビリルビン等の上昇を伴う肝機能障害,肝炎が発現。[8.3参照]〕【11.1.4】大腸炎(1.7%),重度の下痢(2.5%)〔持続する下痢,腹痛,血便等の症状が認められた場合には休薬又は投与中止〕【11.1.5】甲状腺機能障害(19.6%)〔甲状腺機能低下症(16.3%),甲状腺機能亢進症(5.1%),甲状腺炎(1.6%)等の甲状腺機能障害が発現。[8.4参照]〕【11.1.6】副腎機能障害〔副腎機能不全(1.5%)等の副腎機能障害が発現。[8.4参照]〕【11.1.7】下垂体機能障害〔下垂体炎(0.2%),下垂体機能低下症等の下垂体機能障害が発現。[8.4参照]〕【11.1.8】1型糖尿病(0.3%)〔糖尿病性ケトアシドーシスに至るおそれがある。1型糖尿病が疑われた場合には,投与を中止してインスリン製剤を投与。[8.5参照]〕【11.1.9】心筋炎(0.2%)〔[8.6参照]〕【11.1.10】神経障害〔末梢性ニューロパチー(2.8%),ギラン・バレー症候群等の神経障害が発現〕【11.1.11】腎障害(1.7%)〔急性腎障害(0.8%),尿細管間質性腎炎(0.2%)等の腎障害が発現。[8.8参照]〕【11.1.12】筋炎(0.2%),横紋筋融解症〔[8.7参照]〕【11.1.13】infusion reaction(22.9%)〔アナフィラキシー,発熱,悪寒,呼吸困難等が発現。投与中止。[7.2,8.9参照]〕【11.1.14】重症筋無力症(0.1%)〔重症筋無力症によるクリーゼのため急速に呼吸不全が進行。呼吸状態の悪化に十分注意。[8.10参照]〕【11.1.15】脳炎

投与期間制限

なし

メルケル細胞癌の関連薬剤

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