オビソート
OVISOT

剤型一覧

  • オビソート注射用0.1g

製造販売元

第一三共

一般的名称

注射用アセチルコリン塩化物
英語:acetylcholine chloride

販売名 / 薬価

オビソート注射用0.1g  / 371.0円

規格単位(薬価が適用される単位)

100mg1管(溶解液付)

基本情報
最終更新日時:2023年9月5日11時19分

警告

<冠動脈造影検査時の冠攣縮薬物誘発試験における冠攣縮の誘発>【1.1】本剤の冠動脈内への投与は,緊急時に十分措置できる医療施設において,冠攣縮性狭心症の診断及び治療に十分な知識と経験をもつ医師のもとで,本剤の投与が適切と判断される症例にのみ行う【1.2】冠攣縮の誘発により,血圧低下や心原性ショック,重症不整脈(心室頻拍,心室細動,心房細動,房室ブロック,徐脈等),心筋梗塞,心停止等が生じる可能性があるため,蘇生処置ができる準備をしておく。冠攣縮薬物誘発試験中は血圧及び心電図等の継続した監視を行い,注意深く患者を観察する。また,検査の継続が困難と判断した場合には検査を中断する〔[8.2,11.1.2参照]〕

禁忌

<効能共通>【2.1】気管支喘息〔気管支痙攣を起こし,また気管支粘液分泌を亢進するので,症状が悪化するおそれ〕【2.2】甲状腺機能亢進症〔心血管系に作用して不整脈を起こすおそれ〕【2.3】消化性潰瘍〔消化管運動の促進及び胃酸分泌作用により,症状が悪化するおそれ〕【2.4】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.5】アジソン病〔副腎皮質機能低下による症状が悪化するおそれ〕【2.6】消化管又は膀胱頸部に閉塞〔消化管又は排尿筋を収縮,緊張させ,閉塞状態が悪化するおそれ〕【2.7】てんかん〔痙攣を起こし,症状が悪化するおそれ〕【2.8】パーキンソニズム〔ドパミン作動性神経系とコリン作動性神経系に不均衡を生じ,症状が悪化するおそれ〕【2.9】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕 <麻酔後の腸管麻痺,消化管機能低下のみられる急性胃拡張,円形脱毛症>【2.10】重篤な心疾患〔心拍数,心拍出量の減少により,症状が悪化するおそれ〕

効能・効果

麻酔後の腸管麻痺,消化管機能低下のみられる急性胃拡張。円形脱毛症。冠動脈造影検査時の冠攣縮薬物誘発試験における冠攣縮の誘発。

用法・用量

麻酔後の腸管麻痺,消化管機能低下のみられる急性胃拡張1回0.1g(1管)を1~2mLの(局)注射用水に用時溶解,1日1~2回皮下注又は筋注。円形脱毛症1回0.1g(1管)を5mLの(局)注射用水に用時溶解し,局所皮内の数ヶ所に毎週1回ずつ注射。冠攣縮薬物誘発試験(局)生理食塩液に溶解・希釈し,1回5mLを冠動脈内に注入。左冠動脈から開始し,20,50,100μgを冠攣縮が誘発されるまで5分間隔で段階的に各20秒間かけて注入。右冠動脈には,20,50μgを冠攣縮が誘発されるまで5分間隔で段階的に各20秒かけて注入。

重大な副作用・国内1

I効能共通:【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔蕁麻疹,チアノーゼ,不快感,口内異常感,喘鳴,めまい,便意,耳鳴,発汗等の異常が認められた場合には投与中止〕 II冠動脈造影検査時の冠攣縮薬物誘発試験における冠攣縮の誘発:【11.1.2】血圧低下,心原性ショック,重症不整脈(心室頻拍,心室細動,心房細動,房室ブロック,徐脈等),心筋梗塞,心停止〔[1.2,8.2参照]〕

投与期間制限

なし

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