ポリドカスクレロール
Polidocasklerol

剤型一覧

製造販売元

カイゲンファーマ

発売・販売元

インテグラル

一般的名称

ポリドカノール注射液
英語:polidocanol

販売名 / 薬価

ポリドカスクレロール1%注2mL  / 719.0円

規格単位(薬価が適用される単位)

1%2mL1管

基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時9分

警告

【1.1】動脈内へ使用しない。切断の必要があるかもしれない重篤な壊死が起こることが外国の使用例で報告されている【1.2】本剤投与により,肺塞栓症,深部静脈血栓症等の重篤な副作用が発現するおそれがあるので,症状等を注意深く観察し,発症が疑われた場合は適切な処置を行う〔[2.1,8.1,11.1.2参照]〕【1.3】本剤は下肢静脈瘤硬化療法に十分な知識及び経験のある医師が使用する

禁忌

<用法共通>【2.1】深部静脈血栓症を有する,あるいは血栓症の既往〔既存の深部静脈血栓症の悪化,あるいは血栓形成のおそれ。[1.2,8.1,11.1.2参照]〕【2.2】動脈性血行障害を有する者(動脈硬化又は糖尿病性細小血管症を含む)〔末梢血管病変が悪化するおそれ〕【2.3】歩行の困難な者〔下肢の運動によって避け得る深部静脈障害を生ずるおそれ〕【2.4】多臓器障害あるいは播種性血管内凝固症候群(DIC)状態〔全身状態が悪いので障害が起こり易い。[15.1参照]〕【2.5】経口避妊薬を服用している者〔血栓形成のおそれ〕【2.6】抗凝固剤,抗血小板剤を服用している者〔血栓形成が抑制・阻害されるおそれ〕【2.7】重篤な心疾患〔障害が悪化するおそれ。[8.1,9.1.1,11.1.4参照]〕【2.8】ショックあるいは前ショック状態〔ショックによる障害を起こし易い。[8.1,9.1.1,11.1.1,15.1参照]〕【2.9】本剤(成分)に過敏症の既往歴〔[8.1,11.1.1参照]〕【2.10】気管支喘息〔硬化剤によるアレルギー反応を起こし易い。[11.1.1参照]〕【2.11】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕【2.12】投与部位並びにその周辺に炎症又は潰瘍〔催炎作用により既存炎症の悪化,また潰瘍部よりの出血のおそれ。[11.1.7参照]〕 <フォーム硬化療法で使用する場合>【2.13】卵円孔開存症を介した奇異性塞栓症による脳卒中,一過性脳虚血発作等の疾患及びその既往〔[8.2,9.1.3,9.1.4,11.1.3参照]〕

効能・効果

一次性下肢静脈瘤の硬化退縮。

効能・効果に関連する使用上の注意

伏在静脈瘤本幹の治療を行う場合はフォーム硬化療法で行う。

用法・用量

液状硬化療法直径1~3mm未満の一次性下肢静脈瘤を対象。1穿刺あたり0.5~1mLを基準とし,静脈瘤内に1ヶ所又は2ヶ所以上投与。1回総量2mg/kg以下。フォーム硬化療法小型の一次性下肢静脈瘤を対象。静脈瘤内に1ヶ所又は2ヶ所以上投与。1穿刺あたりの最大量は,対象となる静脈瘤の大きさに応じフォーム硬化剤として2~6mL。1回総量2mg/kg以下,かつフォーム硬化剤として10mL以下。以上,1回の処置で治療が終了しない場合,次回投与は原則として1週間後。

用法・用量に関連する使用上の注意

生理食塩液等を注入し瘤内の血液をなるべく除外した後に注入。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】アナフィラキシー〔外国においてアナフィラキシーショックにより致死的な転帰をたどることが報告。喘息発作,血圧低下,意識消失,全身性蕁麻疹,血管浮腫(眼瞼浮腫等),呼吸困難等が発現。[2.8,2.9,2.10,8.1,9.1.1,15.1参照]〕【11.1.2】血栓塞栓症〔肺塞栓症,深部静脈血栓症,血栓性静脈炎等の血栓塞栓症が発現。投与後の観察を十分に行い,呼吸困難,息切れ,胸部不快感,下肢の疼痛・浮腫等の異常が認められた場合には早急に精査の上,血栓溶解剤投与などを行い,次回の投与を中止。[1.2,2.1,8.1参照]〕【11.1.3】脳血管障害(一過性脳虚血発作等)〔[2.13,8.2,9.1.3,9.1.4参照]〕【11.1.4】心停止,循環虚脱〔外国において心停止により致死的な転帰をたどること及び循環虚脱が報告。息切れ,動悸,心電図異常等が認められた場合には投与中止。[2.7,9.1.1参照]〕【11.1.5】肺水腫〔次回の投与を中止〕【11.1.6】錯乱〔次回の投与を中止〕【11.1.7】局所組織障害(壊死,潰瘍,瘤内血栓,色素沈着)〔局所組織障害(壊死,潰瘍)が発現。次回の投与を中止。承認時までの臨床試験では,瘤内血栓の発現率は高濃度ほど高く0.5%製剤で10.2%,1%製剤で37.5%,3%製剤で56.1%,色素沈着は0.5%製剤で16.9%,1%製剤で34.7%,3%製剤で36.6%。[2.12,7.2参照]〕

投与期間制限

なし

当該基本情報については、各種提供元のデータを基にメドピアが編集したものを掲載しています。 情報は毎月更新しておりますが、ご覧いただいた時点での最新情報ではない可能性があります。 最新の情報は、各製薬会社のホームページ、医薬品医療機器総合機構ホームページ(PMDA)、厚生労働省のホームページでご確認いただきますようお願いいたします。 もし掲載されている各種情報に誤りやご質問などがございましたらこちらのフォームよりお問い合わせください。