基本情報
最終更新日時:2023年6月5日11時50分

禁忌

【2.1】本剤(成分),ジヒドロピリジン系化合物及びチアジド系薬剤又はその類似化合物(例えばクロルタリドン等のスルフォンアミド誘導体)に過敏症の既往歴【2.2】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕【2.3】肝障害〔[9.3.1,16.6.1参照]〕【2.4】無尿又は血液透析中〔本剤の効果が期待できない。[9.2.1参照]〕【2.5】急性腎不全〔[9.2.2参照]〕【2.6】体液中のナトリウム・カリウムが明らかに減少している者〔低ナトリウム血症,低カリウム血症等の電解質失調を悪化させるおそれ。[11.1.3参照]〕【2.7】アリスキレンフマル酸塩を投与中の糖尿病(ただし,他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の者を除く)〔[10.1参照]〕【2.8】デスモプレシン酢酸塩水和物(男性における夜間多尿による夜間頻尿)を投与中〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】1)アリスキレンフマル酸塩<ラジレス>(糖尿病患者に使用する場合。ただし,他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の者を除く)〔[2.7参照]〕〔非致死性脳卒中,腎機能障害,高カリウム血症及び低血圧のリスク増加/テルミサルタン:レニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性〕2)デスモプレシン酢酸塩水和物<ミニリンメルト>(男性における夜間多尿による夜間頻尿)〔[2.8参照]〕〔低ナトリウム血症が発現するおそれ/ヒドロクロロチアジド:いずれも低ナトリウム血症が発現するおそれ〕

効能・効果

高血圧症。

用法・用量

1日1回1錠,経口投与。本剤は高血圧治療の第一選択薬としての使用不可。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】血管浮腫〔顔面,口唇,咽頭・喉頭,舌等の腫脹を症状とする血管浮腫が発現。喉頭浮腫等により呼吸困難を来した症例も報告〕【11.1.2】高カリウム血症【11.1.3】低ナトリウム血症〔倦怠感,食欲不振,嘔気,嘔吐,意識障害等を伴う低ナトリウム血症が発現。高齢者で現れやすい。[2.6,9.1.8参照]〕【11.1.4】腎機能障害〔急性腎障害を呈した例が報告〕【11.1.5】ショック,失神,意識消失(0.5%未満)〔冷感,嘔吐,意識消失等が現れた場合には直ちに適切な処置を行う。[9.1.8,10.2参照]〕【11.1.6】劇症肝炎,肝機能障害,黄疸〔劇症肝炎,AST,ALT,ALP,LDH,γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害が発現。[8.7参照]〕【11.1.7】低血糖〔脱力感,空腹感,冷汗,手の震え,集中力低下,痙攣,意識障害等が現れた場合には投与中止。糖尿病治療中の患者で現れやすい〕【11.1.8】アナフィラキシー〔呼吸困難,血圧低下,喉頭浮腫等が症状として発現〕【11.1.9】再生不良性貧血,溶血性貧血〔[8.11参照]〕【11.1.10】間質性肺炎,肺水腫,急性呼吸窮迫症候群〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常等を伴う間質性肺炎,肺水腫が発現。投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与。また,ヒドロクロロチアジド服用後,数分から数時間以内に急性呼吸窮迫症候群が発現したとの報告〕【11.1.11】横紋筋融解症〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症が発現。直ちに投与中止。また,横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意〕【11.1.12】無顆粒球症,白血球減少,血小板減少【11.1.13】房室ブロック〔徐脈,めまい等の初期症状が発現〕【11.1.14】急性近視,閉塞隅角緑内障〔急性近視(霧視,視力低下等を含む),閉塞隅角緑内障が発現。急激な視力の低下や眼痛等の異常が認められた場合には投与中止。速やかに眼科医の診察を受けるよう患者に指導〕【11.1.15】壊死性血管炎【11.1.16】全身性エリテマトーデスの悪化

投与期間制限

なし

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