武田薬品工業
注射用ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン
英語:human chorionic gonadotrophin
ゴナトロピン筋注用1000単位 / 708.0円
1,000単位1管
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本剤を用いた不妊治療により,脳梗塞,肺塞栓を含む血栓塞栓症等を伴う重篤な卵巣過剰刺激症候群が現れることがある〔[8.2,8.3,9.1.10,10.2,11.1.2参照]〕
<効能共通>【2.1】アンドロゲン依存性悪性腫瘍(例えば前立腺癌)及びその疑い〔アンドロゲン産生を促進するため,腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すおそれ〕【2.2】性腺刺激ホルモン製剤に過敏症の既往歴【2.3】性早熟症〔アンドロゲン産生を促進するため,性的早熟を早め,骨端の早期閉鎖を来すおそれ〕 <無排卵症(不妊症),生殖補助医療における黄体補充>【2.4】活動性の血栓塞栓性疾患〔症状が悪化するおそれ。[9.1.10,11.1.2参照]〕
無排卵症(無月経,無排卵周期症,不妊症),機能性子宮出血,黄体機能不全症又は生殖補助医療における黄体補充,停留睾丸,造精機能不全による男子不妊症,下垂体性男子性腺機能不全症(類宦官症),思春期遅発症,睾丸・卵巣の機能検査,妊娠初期の切迫流産,妊娠初期にくり返される習慣性流産。
無排卵症1日3,000~5,000単位,筋注。機能性子宮出血・黄体機能不全症又は生殖補助医療における黄体補充1日1,000~3,000単位,筋注。停留睾丸1回300~1,000単位,1週1~3回,4~10週まで筋注。又は1回3,000~5,000単位,3日間連続筋注。男子不妊症・下垂体性男子性腺機能不全症・思春期遅発症1日500~5,000単位,週2~3回筋注。睾丸機能検査10,000単位1回,又は3,000~5,000単位3~5日間,筋注。1~2時間後の血中テストステロン値を投与前値と比較。卵巣機能検査1,000~5,000単位,単独又はFSH製剤と併用投与し卵巣の反応性をみる。黄体機能検査3,000~5,000単位,高温期に3~5回隔日投与,尿中ステロイド排泄量の変化をみる。切迫流産・習慣性流産1日1,000~5,000単位,筋注。
【11.1.1】ショック〔顔面潮紅,胸内苦悶,呼吸困難等が現れた場合には投与中止〕【11.1.2】卵巣過剰刺激症候群〔本剤を用いた不妊治療により,卵巣腫大,下腹部痛,下腹部緊迫感,腹水,胸水,呼吸困難を伴う卵巣過剰刺激症候群が発現。卵巣破裂,卵巣茎捻転,脳梗塞,肺塞栓を含む血栓塞栓症,肺水腫,腎不全等が認められることもある。本剤投与後に卵巣過剰刺激症候群が認められた場合には,重症度に応じて実施中の不妊治療の継続の可否を判断するとともに,本剤の追加投与はしない。また,卵巣過剰刺激症候群の重症度に応じた適切な処置を行う。重度の卵巣過剰刺激症候群が認められた場合には,入院させる。[1.,2.4,8.2,8.3,9.1.10,10.2参照]〕
なし