フルボキサミンマレイン酸塩錠
英語:fluvoxamine maleate
デプロメール錠50 / 32.9円
50mg1錠
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【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤を投与中あるいは投与中止後2週間以内〔[10.1参照]〕【2.3】ピモジド,チザニジン塩酸塩,ラメルテオン,メラトニンを投与中〔[10.1参照]〕
【10.1】1)モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤(セレギリン塩酸塩<エフピー>,ラサギリンメシル酸塩<アジレクト>,サフィナミドメシル酸塩<エクフィナ>)〔[2.2参照]〕〔両薬剤の作用が増強されることがあるので,MAO阻害剤の中止後,本剤を投与する場合は,2週間以上の間隔をあける。また,本剤投与後MAO阻害剤に切り替える場合は,少なくとも1週間以上の間隔をあける。本剤の類薬とMAO阻害剤との併用によりセロトニン症候群発現の報告/脳内セロトニン濃度が高まるため〕2)ピモジド<オーラップ>〔[2.3参照]〕〔ピモジドの血中濃度が上昇又は半減期が延長することにより,QT延長,心室性不整脈(torsades de pointesを含む)等の心血管系の副作用発現のおそれ/本剤は,肝臓で酸化的に代謝されるこれらの薬剤の代謝を阻害し,血中濃度を上昇させる〕3)チザニジン塩酸塩<テルネリン>〔[2.3参照]〕〔チザニジンの血中濃度が上昇又は半減期が延長することにより,著しい血圧低下等の副作用が発現するおそれ/本剤は,肝臓で酸化的に代謝されるこれらの薬剤の代謝を阻害し,血中濃度を上昇させる〕4)ラメルテオン<ロゼレム>,メラトニン<メラトベル>〔[2.3参照]〕〔これらの薬剤の最高血中濃度,AUCが顕著に上昇するとの報告があり,併用により同剤の作用が強く現れるおそれ/本剤は,肝臓で酸化的に代謝されるこれらの薬剤の代謝を阻害し,血中濃度を上昇させる〕
うつ病・うつ状態,強迫性障害,社会不安障害。
〔成人〕初期量1日50mg,1日150mgまで増量,1日2回分割経口投与。年齢・症状により適宜増減。〔小児〕強迫性障害8歳以上の小児1日1回25mg,就寝前経口投与から開始。その後1週間以上の間隔をあけて1日50mg(1日2回朝・就寝前)経口投与。年齢・症状に応じ1日150mgまでの範囲で適宜増減。増量は1週間以上の間隔をあけて1日25mgずつ行う。
【11.1.1】痙攣,せん妄(0.1~5%未満),錯乱(0.1~5%未満),幻覚(0.1~5%未満),妄想(0.1~5%未満)〔[9.1.1参照]〕【11.1.2】意識障害〔意識レベルの低下・意識消失等の意識障害が発現〕【11.1.3】ショック,アナフィラキシー【11.1.4】セロトニン症候群〔錯乱,発熱,ミオクロヌス,振戦,協調異常,発汗等が発現した場合は投与中止。水分補給等の全身管理を行う。なお,セロトニン作用薬との併用において,昏睡状態となり,急性腎障害へと移行し,死亡した例が報告。[10.2参照]〕【11.1.5】悪性症候群〔向精神薬(抗精神病薬,抗うつ薬等)との併用により,無動緘黙,強度の筋強剛,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗等が発現し,それに引き続き発熱がみられる場合は投与中止。体冷却,水分補給等の全身管理を行う。本症発症時には,白血球の増加や血清CKの上昇がみられることが多く,また,ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。なお,高熱が持続し,意識障害,呼吸困難,循環虚脱,脱水症状,急性腎障害へと移行し,死亡した例が報告〕【11.1.6】白血球減少,血小板減少〔血液検査等の観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与中止〕【11.1.7】肝機能障害,黄疸〔AST,ALT,γ-GTP,総ビリルビン等の著しい上昇を伴う肝機能障害,黄疸が発現。肝機能検査等の観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与中止〕【11.1.8】抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)〔低ナトリウム血症,低浸透圧血症,尿中ナトリウム増加,高張尿,意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群が発現。食欲不振,頭痛,嘔気,嘔吐,全身倦怠感等が現れた場合には電解質の測定を行い,異常が認められた場合には投与中止。水分摂取の制限等を行う。[9.8参照]〕
なし