基本情報
最終更新日時:2023年10月11日18時21分

禁忌

【2.1】急性閉塞隅角緑内障〔抗コリン作用により眼圧が上昇し,症状を悪化させるおそれ〕【2.2】重症筋無力症〔本剤の筋弛緩作用により症状が悪化するおそれ〕【2.3】ショック,昏睡,バイタルサインの悪い急性アルコール中毒〔ときに頻脈,徐脈,血圧低下,循環性ショックが現れるおそれ〕【2.4】リトナビル,ニルマトレルビル・リトナビルを投与中〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】1)HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル<ノービア>)〔[2.4参照]〕〔過度の鎮静や呼吸抑制を起こすおそれ/チトクロームP450に対する競合的阻害による〕2)ニルマトレルビル・リトナビル<パキロビッド>〔[2.4参照]〕〔過度の鎮静や呼吸抑制を起こすおそれ/チトクロームP450に対する競合的阻害による〕

効能・効果

神経症における不安・緊張・抑うつ。次の疾患・状態における不安・興奮・抑うつの軽減/麻酔前,麻酔導入時,麻酔中,術後,アルコール依存症の禁断(離脱)症状,分娩時。次の状態におけるけいれんの抑制/てんかん様重積状態,有機リン中毒,カーバメート中毒。

用法・用量

疾患・症状・年齢・体重等を考慮して投与。初回10mg(2mL),できるだけ緩徐に静注又は筋注。以後必要により3~4時間ごとに注射。静注は,なるべく太い静脈を選んで,できるだけ緩徐に(2分間以上の時間をかけて)注射。

用法・用量に関連する使用上の注意

低出生体重児,新生児,乳・幼児,小児には筋注しない。有機リン中毒・カーバメート中毒患者に投与する際,アトロピン及びプラリドキシムを投与した上で本剤投与。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】依存性〔連用により薬物依存が発現。用量及び使用期間に注意し慎重に投与。また,連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により,痙攣発作,せん妄,振戦,不眠,不安,幻覚,妄想等の離脱症状が発現。投与を中止する場合には,徐々に減量するなど慎重に行う。[8.2参照]〕【11.1.2】舌根の沈下による上気道閉塞,呼吸抑制〔慢性気管支炎等の呼吸器疾患に用いた場合,呼吸抑制が発現〕【11.1.3】刺激興奮,錯乱【11.1.4】循環性ショック

投与期間制限

なし

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