アリピプラゾール水和物筋注用
英語:aripiprazole
エビリファイ持続性水懸筋注用300mg / 34,063.0円
300mg1瓶(懸濁用液付)
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【1.1】糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡等の死亡に至ることもある重大な副作用が発現するおそれがあるので,本剤投与中は高血糖の徴候・症状に注意する。特に,糖尿病又はその既往歴もしくはその危険因子を有する患者には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ投与することとし,投与にあたっては,血糖値の測定等の観察を十分に行う〔[1.2,8.4,8.6,9.1.3,11.1.6参照]〕【1.2】投与にあたっては,あらかじめ前記副作用が発現する場合があることを,患者及びその家族に十分に説明し,口渇,多飲,多尿,頻尿,多食,脱力感等の異常に注意し,このような症状が現れた場合には,直ちに医師の診察を受けるよう指導する〔[1.1,8.4,8.6,9.1.3,11.1.6参照]〕
【2.1】昏睡状態〔昏睡状態を悪化させるおそれ〕【2.2】バルビツール酸誘導体・麻酔剤等の中枢神経抑制剤の強い影響下〔中枢神経抑制作用が増強されるおそれ〕【2.3】アドレナリンを投与中(アドレナリンをアナフィラキシーの救急治療,又は歯科領域における浸潤麻酔もしくは伝達麻酔に使用する場合を除く),クロザピンを投与中〔[10.1参照]〕【2.4】本剤(成分)に過敏症の既往歴
【10.1】1)アドレナリン(アナフィラキシーの救急治療,又は歯科領域における浸潤麻酔もしくは伝達麻酔に使用する場合を除く)<ボスミン>〔[2.3参照]〕〔アドレナリンの作用を逆転させ,血圧降下を起こすおそれ/アドレナリンはアドレナリン作動性α,β受容体の刺激剤であり,本剤のα受容体遮断作用によりβ受容体刺激作用が優位となり,血圧降下作用が増強される〕2)クロザピン<クロザリル>〔[2.3参照]〕〔クロザピンは原則単剤で使用し,他の抗精神病薬とは併用しないこととされている。本剤は半減期が長いため,本剤が体内から消失するまでクロザピンを投与しない/本剤が血中から消失するまでに時間を要する〕
統合失調症。双極I型障害における気分エピソードの再発・再燃抑制。
1回400mg,4週に1回,臀部又は三角筋に筋注。症状・忍容性に応じ1回300mgに減量。
【11.1.1】悪性症候群〔無動緘黙,強度の筋強剛,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗等が発現し,それにひきつづき発熱がみられる場合は投与中止。体冷却,水分補給等の全身管理を行う。本症発症時には,白血球の増加や血清CKの上昇がみられることが多く,また,ミオグロビン尿を伴う腎機能低下がみられることがある。なお,高熱が持続し,意識障害,呼吸困難,循環虚脱,脱水症状,急性腎障害へと移行し,死亡することがある〕【11.1.2】遅発性ジスキネジア(0.3%)〔長期投与により,口周部等の不随意運動が発現。減量又は中止を考慮。なお,投与中止後も症状が持続することがある〕【11.1.3】麻痺性イレウス〔腸管麻痺(食欲不振,悪心・嘔吐,著しい便秘,腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状)をきたし,麻痺性イレウスに移行することがある。腸管麻痺が現れた場合には投与中止〕【11.1.4】アナフィラキシー【11.1.5】横紋筋融解症〔CK上昇,血中及び尿中ミオグロビンの上昇等に注意〕【11.1.6】糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡〔本剤投与中は口渇,多飲,多尿,頻尿,多食,脱力感等の症状の発現に注意するとともに,血糖値の測定を行う。異常が認められた場合には,インスリン製剤を投与。死亡に至るなどの致命的な経過をたどることがある。[1.1,1.2,8.4,8.6,9.1.3参照]〕【11.1.7】低血糖(0.3%)〔脱力感,倦怠感,冷汗,振戦,傾眠,意識障害等の低血糖症状が認められた場合には投与中止。[8.5,8.6参照]〕【11.1.8】痙攣【11.1.9】無顆粒球症,白血球減少【11.1.10】肺塞栓症,深部静脈血栓症〔肺塞栓症,静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告。息切れ,胸痛,四肢の疼痛,浮腫等が認められた場合には投与中止。[9.1.5参照]〕【11.1.11】肝機能障害(0.8%)〔AST,ALT,γ-GTP,ALPの上昇等を伴う肝機能障害が発現。[9.3参照]〕
なし