基本情報
最終更新日時:2024年6月4日13時3分

警告

本剤は,緊急時に十分に対応できる医療機関において,減感作療法に関する十分な知識・経験を持つ医師のもとで使用する

禁忌

重症の気管支喘息〔本剤の投与により喘息発作の誘発,症状の悪化,又は全身性のアレルギー反応が起こるおそれ。[5.2,9.1.2参照]〕

効能・効果

ダニ抗原による次のアレルギー性疾患に対する減感作療法/アレルギー性鼻炎,気管支喘息。

用法・用量

減感作療法の実施に際し,ダニアレルゲン陽性の患者に皮内反応テストを行い,皮内反応閾値を求める。その閾値・症状に応じ,初回投与濃度・量,初回後の投与濃度・量・回数・間隔・維持量を適宜定める。初回0.02~0.05mL,皮下注。初回後の投与量は1週1~2回約50%ずつ増量,0.5mLに至れば10倍濃度の液0.05mLにかえて同様に増量。次第に高濃度の液に移り,維持量に達したら2週に1回の注射を数回行い,その後は1ヶ月に1回とする。各回の投与後の状態を問診し,結果に応じ次回投与量を増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー(9.1%)〔血圧低下,呼吸困難,全身潮紅,顔面浮腫・咽頭浮腫等の血管浮腫,蕁麻疹,喘息等の異常が認められたときには投与中止。また,ショック,アナフィラキシーを早期に認識しうる症状として以下のようなものがある。口腔内異常感,皮膚の掻痒感,蕁麻疹,紅斑・皮膚の発赤,胃痛,腹痛,吐き気,嘔吐,下痢,視覚異常,視野狭窄,鼻閉塞感,くしゃみ,嗄声,咽喉頭掻痒感・異常感,胸部絞扼感,息苦しさ,呼吸困難,咳嗽,喘鳴,チアノーゼ,頭痛,耳鳴,不快感,悪寒,四肢や顔のしびれ,顔面潮紅,発汗,めまい感,振戦,蒼白,動悸,頻脈,不整脈,血圧低下,不安,恐怖感,意識混濁等。[8.3,8.4参照]〕

投与期間制限

なし

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