血漿、血清又は全血中の抗HIV-1抗体及び抗HIV-2抗体の検出
・シートの右端から必要テスト数をミシン目から切り離し、シート上面のアルミシールをはがす。
注) シートの左上には使用期限が表示されているので、必ず右端から使用すること。
注) アルミシール除去後のシートは直ちに使用すること。
・測定は15~40℃で行うこと。
(1) 血漿又は血清検体の場合
1) シート下部の検体滴下部位に検体を50μLずつ滴下する。
2) 検体滴下15分後(1時間以内)に結果を判定する。
(2) 全血検体の場合
1) シート下部の検体滴下部位に検体を50μLずつ滴下する。
2) 検体滴下1分後に、同じ部位に全血展開液1滴を滴下する。
3) 検体滴下15分後(1時間以内)に結果を判定する。
*キャピラリー(EDTA Capillary Tube)で採血して測定する場合
適切な検体採取を確実に行うとともに、組織の損傷を避けるには、以下に示すような正しいヒフ穿刺法を実施することが重要です。
1) 採血部位
指先の側面,足蹠 など(耳朶は避けること)
2) 穿刺部位を加温して、血行を良くする。
3) 穿刺部位をアルコールで清拭する。
4) 新しい滅菌済み穿刺器具(ランセット等)で、ヒフ表面を穿刺する。
穿刺部位を下方に保ち、周辺を静かに圧迫し続けると、出血量を多くすることができる。無理に絞り出すと溶血や組織液が混ざるおそれがあるので避けること。
5) 出てきた血液の最初の1滴は、組織液を含んでいるので、拭きとる。
6) 穿刺部位上に形成した血液滴にキャピラリーを接触させると、血液が毛管現象でキャピラリー内へ入る。
7) キャピラリーの2本の線の間まで血液を採取する。
・血液採取後、滅菌ガーゼを穿刺部位にあてがって、出血が止まるまで軽く押さえるよう患者に指示すること。
8) シートの下部の検体滴下部位にキャピラリーの先端をつけ、キャピラリー内の血液をすべて検体滴下部位に吸収させる。
・キャピラリー採血後直ちに試験すること。
・キャピラリーを滴下部位に強く押しつけると溶血することがあるので注意すること。
9) 全血展開液1滴を滴下する。
10) 検体滴下15分後(1時間以内)に結果を判定する。
なし