基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時8分

警告

【1.1】呼吸及び循環動態の連続的な観察ができる施設においてのみ用いる。呼吸抑制及び呼吸停止を引き起こすことがあり,速やかな処置が行われないために死亡又は低酸素脳症に至った症例が報告されている〔[8.1,8.2,11.1.1参照]〕【1.2】低出生体重児及び新生児に対して急速静脈内投与をしてはならない。急速静脈内投与後,重度の低血圧及び痙攣発作が報告されている〔[9.7.1参照]〕

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】急性閉塞隅角緑内障〔抗コリン作用により眼圧が上昇し,症状を悪化させるおそれ〕【2.3】重症筋無力症〔重症筋無力症の症状を悪化させるおそれ〕【2.4】HIVプロテアーゼ阻害剤,エファビレンツ及びコビシスタットを含有する製剤を投与中〔[10.1参照]〕【2.5】ショック,昏睡,バイタルサインの抑制がみられる急性アルコール中毒〔呼吸抑制や血圧低下等の症状を悪化させるおそれ〕

併用禁忌

【10.1】HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビルを含有する製剤<ノービア,カレトラ>,ネルフィナビル<ビラセプト>,アタザナビル<レイアタッツ>,ホスアンプレナビル<レクシヴァ>,ダルナビルを含有する製剤<プリジスタ,プリジスタナイーブ,プレジコビックス>),エファビレンツ<ストックリン>,コビシスタットを含有する製剤<スタリビルド,ゲンボイヤ,プレジコビックス>〔[2.4参照]〕〔過度の鎮静や呼吸抑制を起こすおそれ/これらの薬剤によるCYP3A4に対する競合的阻害作用により,本剤の血中濃度が上昇〕

効能・効果

てんかん重積状態。

用法・用量

〔静注〕修正在胎45週以上(在胎週数+出生後週数)の小児・成人0.15mg/kg,静注。必要に応じ1回につき0.1~0.3mg/kgの範囲で追加投与。初回・追加投与の総量0.6mg/kgまで。投与速度の目安は1mg/分。〔持続静注〕修正在胎45週以上の小児・成人0.1mg/kg/時より持続静注を開始。必要に応じ0.05~0.1mg/kg/時ずつ増量。最大0.4mg/kg/時まで。以上,いずれも状態により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】呼吸抑制(5%以上),無呼吸,舌根沈下〔[1.1,8.1参照]〕【11.1.2】心停止【11.1.3】心室頻拍,心室性頻脈〔心疾患患者において心室頻拍,心室性頻脈が発現。投与中には循環動態の変化に十分注意。[9.1.4参照]〕【11.1.4】ショック,アナフィラキシー【11.1.5】悪性症候群(Syndrome malin)〔無動緘黙,強度の筋強剛,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗等が発現し,それに引き続き発熱がみられる場合は投与中止。体冷却,水分補給等の全身管理とともにダントロレンナトリウムの投与等を行う。本症発症時には,白血球の増加や血清CKの上昇がみられることが多く,また,ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。なお,高熱が持続し,意識障害,呼吸困難,循環虚脱,脱水症状,急性腎障害へと移行することがある〕【11.1.6】依存性〔連用により薬物依存が発現。用量及び使用期間に注意し慎重に投与。連用中における投与量の急激な減少ないし中止により,痙攣発作,せん妄,振戦,不眠,不安,幻覚,妄想,不随意運動等の離脱症状が発現。投与中止する場合には,徐々に減量〕

投与期間制限

なし

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