<接種不適当者>【2.1】明らかな発熱を呈している者【2.2】重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者【2.3】本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者【2.4】明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する者及び免疫抑制をきたす治療を受けている者〔[10.1参照]〕【2.5】妊娠していることが明らかな者〔[9.5参照]〕【2.6】前記に掲げる者のほか,予防接種を行うことが不適当な状態にある者
【10.1】副腎皮質ステロイド剤(プレドニゾロン等),免疫抑制剤(シクロスポリン<サンディミュン,ネオーラル>,タクロリムス<プログラフ>,アザチオプリン<イムラン>等)〔[2.4参照]〕〔麻しん又は風しん様症状が現れるおそれ/特に長期あるいは大量投与を受けている者,又は投与中止後6ヶ月以内の者は,免疫機能抑制下にあるため,ワクチンウイルスの感染を増強あるいは持続させる〕
麻しん,風しんの予防。
添付溶剤((局)注射用水)0.7mLで溶解。1回0.5mL,皮下注。
【1】接種対象者:(1)定期の予防接種/1)第1期:生後12月から24月に至るまでの間にある者。2)第2期:5歳以上7歳未満の者であって,小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にある者(小学校就学前の1年間にある者)。3)昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性。この対象者は,令和7年3月31日までの適用とする。(2)任意の予防接種/任意接種として,性,年齢に関係なく接種できる。【2】輸血及びガンマグロブリン製剤投与との関係:輸血又はガンマグロブリン製剤の投与を受けた者は,通常,3ヶ月以上間隔を置いて本剤を接種すること。また,ガンマグロブリン製剤の大量療法において200mg/kg以上投与を受けた者は,6ヶ月以上間隔を置いて本剤を接種すること。【3】他の生ワクチン(注射剤)との接種間隔:他の生ワクチン(注射剤)の接種を受けた者は,通常,27日以上間隔を置いて本剤を接種すること。【4】同時接種:医師が必要と認めた場合には,他のワクチンと同時に接種することができる。
【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔蕁麻疹,呼吸困難,血管浮腫等が発現〕【11.1.2】血小板減少性紫斑病〔通常,接種後数日から3週ごろに紫斑,鼻出血,口腔粘膜出血等が発現。本症が疑われる場合には,血液検査等を行う〕【11.1.3】急性散在性脳脊髄炎(ADEM)〔通常,接種後数日から2週間程度で発熱,頭痛,痙攣,運動障害,意識障害等が発現。本症が疑われる場合には,MRI等で診断〕【11.1.4】脳炎・脳症〔異常が認められた場合には,MRI等で診断〕【11.1.5】痙攣(熱性痙攣を含む)
なし