サンド
リドカイン塩酸塩・アドレナリン(2)注射液
英語:lidocaine hydrochloride, adrenaline
キシロカイン注射液「1%」エピレナミン(1:100,000)含有 / 119.0円
1%10mLバイアル
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<効能共通>【2.1】本剤(成分)・アミド型局所麻酔薬に過敏症の既往歴【2.2】高血圧,動脈硬化,心不全,甲状腺機能亢進,糖尿病及び血管攣縮の既往〔これらの病状が悪化するおそれ〕【2.3】狭隅角や前房が浅いなど眼圧上昇の素因(眼科領域等の麻酔に用いる場合)〔アドレナリンにより,閉塞隅角緑内障の発作を誘発するおそれ〕【2.4】ブチロフェノン系・フェノチアジン系等の抗精神病薬,α遮断薬を投与中〔[10.1参照]〕【2.5】カテコールアミン製剤,アドレナリン作動薬を投与中〔[10.1参照]〕 <硬膜外麻酔>【2.6】大量出血やショック状態〔過度の血圧低下が起こるおそれ〕【2.7】注射部位又はその周辺に炎症〔化膿性髄膜炎症状を起こすおそれ〕【2.8】敗血症〔敗血症性の髄膜炎を生じるおそれ〕 <伝達麻酔・浸潤麻酔>【2.9】陰茎の麻酔〔壊死状態になるおそれ〕
【10.1】1)抗精神病薬(ブチロフェノン系薬剤<セレネース,トロペロン等>,フェノチアジン系薬剤<ウインタミン等>,イミノジベンジル系薬剤<クレミン等>,ゾテピン<ロドピン>,セロトニン・ドパミン拮抗薬<リスパダール等>,多元受容体標的化抗精神病薬<セロクエル等>,ドパミン受容体部分作動薬<エビリファイ>),α遮断薬<ミニプレス等>〔[2.4参照]〕〔過度の血圧低下を起こすおそれ/これらの薬剤のα受容体遮断作用により,アドレナリンのβ受容体刺激作用が優位になり,血圧低下が現れる〕2)カテコールアミン製剤(イソプレナリン塩酸塩<プロタノール等>,ノルアドレナリン<ノルアドリナリン>等),アドレナリン作動薬(β刺激薬<ベネトリン等>,エフェドリン<エフェドリン>,メチルエフェドリン<メチエフ等>等)〔[2.5参照]〕〔不整脈,場合により心停止が現れるおそれ/これらの薬剤のβ刺激作用により,交感神経興奮作用が増強する〕
硬膜外麻酔,伝達麻酔,浸潤麻酔。表面麻酔。
硬膜外麻酔10~30mL。伝達麻酔3~20mL,肋間神経遮断には5mLまで。浸潤麻酔2~40mL。表面麻酔適量を塗布又は噴霧。以上,1回50mLを基準最高用量とする。年齢・麻酔領域・部位・組織・症状・体質により適宜増減。
I効能共通:【11.1.1】ショック〔徐脈,不整脈,血圧低下,呼吸抑制,チアノーゼ,意識障害等を生じ,まれに心停止を来すことがある。また,まれにアナフィラキシーショックを起こしたとの報告〕【11.1.2】意識障害,振戦,痙攣〔意識障害,振戦,痙攣等の中毒症状が発現。直ちに投与中止。[13.参照]〕【11.1.3】肺水腫〔初期症状として血圧異常上昇が発現〕【11.1.4】呼吸困難【11.1.5】心停止〔初期症状として頻脈,不整脈,心悸亢進,胸内苦悶が発現〕 II硬膜外麻酔・伝達麻酔・浸潤麻酔:【11.1.6】異常感覚,知覚・運動障害〔注射針又はカテーテルの留置時に神経(神経幹,神経根)に触れることにより一過性の異常感覚が発現。また,神経が注射針や薬剤あるいは虚血によって障害を受けると,まれに持続的な異常感覚,疼痛,知覚障害,運動障害,硬膜外麻酔では膀胱直腸障害等の神経学的疾患が発現〕【11.1.7】悪性高熱〔まれに原因不明の頻脈・不整脈・血圧変動,急激な体温上昇,筋強直,血液の暗赤色化(チアノーゼ),過呼吸,発汗,アシドーシス,高カリウム血症,ミオグロビン尿(ポートワイン色尿)等を伴う重篤な悪性高熱が発現。本剤を投与中,悪性高熱に伴うこれらの症状を認めた場合は直ちに投与中止。ダントロレンナトリウムの静注,全身冷却,純酸素による過換気,酸塩基平衡の是正等を行う。また,本症は腎不全を続発することがあるので,尿量の維持を図る〕
なし