注射用チアミラールナトリウム
英語:thiamylal sodium
チトゾール注用0.3g / 458.0円
300mg1瓶(溶解液付)
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【2.1】ショック又は大出血による循環不全,重症心不全〔血管運動中枢抑制作用により,過度の血圧降下を起こすおそれ。[11.1.1参照]〕【2.2】急性間歇性ポルフィリン症〔酵素誘導によりポルフィリン合成を促進し,症状を悪化させるおそれ〕【2.3】アジソン病〔催眠作用が持続又は増強するおそれ。また,本疾患は高カリウム血症を伴うがカリウム値が上昇するおそれがある〕【2.4】重症気管支喘息〔気管支痙攣を誘発するおそれ〕【2.5】バルビツール酸系薬物に過敏症〔[9.1.7参照]〕
全身麻酔,全身麻酔の導入,局所麻酔剤・吸入麻酔剤との併用,精神神経科における電撃療法の際の麻酔,局所麻酔剤中毒・破傷風・子癇等に伴う痙攣。
全身麻酔の導入最初2~4mL(2.5%溶液で50~100mg)静注。全身状態,抑制状態等を観察し,その感受性より追加量決定。応答しなくなるまで追加注入。応答がなくなった時の注入量を就眠量とする。就眠量の半量ないし同量を追加注入後,他の麻酔法に移行。気管内挿管時は筋弛緩剤併用。短時間麻酔【1】最初2~3mL(2.5%溶液で50~75mg),10~15秒位の速度で注入後30秒間,麻酔の程度,患者の全身状態を観察。さらに必要ならば2~3mLを同速度で注入。応答がなくなった時の注入量を就眠量とする。手術に先立ち,さらに2~3mLを同速度で分割注入すれば10~15分程度の麻酔が得られる。【2】短時間で手術が終了しない場合,注射針を静脈中に刺したまま呼吸,脈拍,血圧,角膜反射,瞳孔対光反射等に注意しながら手術の要求する麻酔深度を保つように1~4mLを分割注入(1回の最大量は1gまで)。精神神経科における電撃療法の際の麻酔通常12mL(2.5%溶液で300mg)をおよそ25~35秒で注入し,必要な麻酔深度に達したことを確かめた後,直ちに電撃療法を行う。併用使用2~4mL,間歇的に静脈内注入。点滴投与は静脈内点滴麻酔法に準ずる。痙攣時2~8mL(2.5%溶液で50~200mg),痙攣が止まるまで徐々に注入。
【11.1.1】ショック〔呼吸困難,血圧低下等が認められた場合には投与中止。[2.1,8.3,8.5参照]〕【11.1.2】呼吸停止,呼吸抑制〔呼吸停止,呼吸抑制,舌根沈下,喉頭痙攣,気管支痙攣,咳,しゃっくりが現れた場合には,直ちに気道の確保,酸素吸入等の処置とともに,筋弛緩剤を投与。[8.3,8.5参照]〕
なし