トロペロン
Tolopelon
剤型一覧
- トロペロン注4mg
製造販売元
発売・販売元
田辺三菱製薬
一般的名称
チミペロン注射液
英語：timiperone
販売名 / 薬価
トロペロン注4mg / 192.0円
規格単位(薬価が適用される単位)
4mg2mL1管
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禁忌
【2.1】昏睡状態〔症状が悪化するおそれ〕【2.2】バルビツール酸誘導体等の中枢神経抑制薬の強い影響下〔中枢神経抑制作用が増強される〕【2.3】重症の心不全〔一過性の血圧低下,頻脈等が現れるおそれ〕【2.4】パーキンソン病又はレビー小体型認知症〔錐体外路症状が悪化するおそれ〕【2.5】本剤(成分)・ブチロフェノン系化合物に過敏症の既往歴【2.6】アドレナリンを投与中(アドレナリンをアナフィラキシーの救急治療,又は歯科領域における浸潤麻酔もしくは伝達麻酔に使用する場合を除く)〔[10.1参照]〕【2.7】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕
併用禁忌
【10.1】アドレナリン(アナフィラキシーの救急治療,又は歯科領域における浸潤麻酔もしくは伝達麻酔に使用する場合を除く)<ボスミン>〔[2.6参照]〕〔アドレナリンの作用を反転させ,重篤な血圧低下を起こすおそれ/アドレナリンはアドレナリン作動性α及びβ刺激薬であるが,本剤のα遮断作用により,β刺激作用が優位となり,血圧降下作用が増強される〕
効能・効果
統合失調症,躁病。
用法・用量
急性期症状において緊急を要する場合,及び経口投与困難時に使用。1回4mg(2mL),1日1～2回筋注又は静注。年齢・症状により適宜増減。
重大な副作用・国内１
【11.1.1】悪性症候群(Syndrome malin)〔無動緘黙,強度の筋強剛,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗等が発現し,それに引き続き発熱がみられる場合は投与中止。体冷却,水分補給等の全身管理を行う。本症発症時には,白血球の増加や血清CKの上昇がみられることが多く,また,ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。なお,高熱が持続し,意識障害,呼吸困難,循環虚脱,脱水症状,急性腎障害へと移行し,死亡した例が報告。[9.1.4参照]〕【11.1.2】麻痺性イレウス〔腸管麻痺(初期症状:食欲不振,悪心・嘔吐,著しい便秘,腹部の膨満あるいは弛緩,腸内容物のうっ滞等)をきたし,麻痺性イレウスに移行することがある。腸管麻痺が認められた場合には投与中止。なお,この悪心・嘔吐は本剤の制吐作用により不顕性化することもあるので注意。[8.2参照]〕【11.1.3】遅発性ジスキネジア〔長期投与により,口周部等の不随意運動が現れ,投与中止後も持続することがある〕【11.1.4】無顆粒球症,白血球減少【11.1.5】肺塞栓症,深部静脈血栓症〔肺塞栓症,静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告。息切れ,胸痛,四肢の疼痛,浮腫等が認められた場合には投与中止。[9.1.6参照]〕
投与期間制限
なし
医師の処方実感を読む（182）