基本情報
最終更新日時:2023年9月12日11時59分

禁忌

<効能共通>【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】次の薬剤を投与中:フェニル酢酸系又はプロピオン酸系の非ステロイド性消炎鎮痛剤〔[10.1参照]〕【2.3】乳児等〔[9.7.1参照]〕 <炭疽,野兎病以外>【2.4】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】フェニル酢酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤(フェンブフェン等),プロピオン酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤(フルルビプロフェンアキセチル<ロピオン>,フルルビプロフェン<フロベン>,エスフルルビプロフェン・ハッカ油<ロコア>等)〔[2.2参照]〕〔痙攣を起こすおそれ。痙攣が発現した場合は,気道確保,抗痙攣薬の使用等適切な処置を行い,投与を中止/ニューキノロン系抗菌剤によるGABA受容体結合阻害作用が,非ステロイド性消炎鎮痛剤により増強される〕

効能・効果

<適応菌種>本剤感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,腸球菌属,炭疽菌,大腸菌,赤痢菌,サルモネラ属,チフス菌,パラチフス菌,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,インフルエンザ菌,緑膿菌,野兎病菌,カンピロバクター属。<適応症>表在性皮膚感染症,慢性膿皮症,咽頭・喉頭炎,扁桃炎,急性気管支炎,膀胱炎,腎盂腎炎,感染性腸炎,腸チフス,パラチフス,炭疽,野兎病。

用法・用量

他の抗菌剤が無効と判断される症例にのみ投与。1日6~12mg/kg,3回分割経口投与。症状により適宜増減。投与期間はできるだけ短期間(原則として7日以内)にとどめる。腸チフス,パラチフス1日15~18mg/kg,3回分割,14日間経口投与。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,胸内苦悶等)【11.1.2】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),剥脱性皮膚炎【11.1.3】急性腎障害【11.1.4】痙攣,錯乱,ギラン・バレー症候群,重症筋無力症の増悪〔[9.1.1,9.1.2参照]〕【11.1.5】アキレス腱炎,腱断裂等の腱障害〔腱周辺の痛み,浮腫,発赤等の症状が認められた場合には投与中止。[9.8.1参照]〕【11.1.6】血管炎,溶血性貧血【11.1.7】偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎〔腹痛,頻回の下痢が現れた場合には直ちに投与中止〕【11.1.8】横紋筋融解症〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし,急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症が発現〕【11.1.9】間質性肺炎〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等を伴う間質性肺炎が発現。投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.10】肝機能障害,黄疸〔AST,ALT,ALP,LDHの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸が発現〕【11.1.11】大動脈瘤,大動脈解離〔[8.2,9.1.3参照]〕【11.1.12】低血糖〔重篤な低血糖が現れる(高齢者,特に腎障害患者で現れやすい)との報告。[9.2.1,9.8.2参照]〕

投与期間制限

なし

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