基本情報
最終更新日時:2023年9月5日11時22分

禁忌

テトラサイクリン系薬剤に過敏症の既往歴

効能・効果

<適応菌種>ミノサイクリン感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,腸球菌属,炭疽菌,大腸菌,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,リケッチア属(オリエンチア・ツツガムシ),クラミジア属,肺炎マイコプラズマ(マイコプラズマ・ニューモニエ)。<適応症>表在性皮膚感染症,深在性皮膚感染症,リンパ管・リンパ節炎,慢性膿皮症,骨髄炎,咽頭・喉頭炎,扁桃炎,急性気管支炎,肺炎,慢性呼吸器病変の二次感染,涙のう炎,麦粒腫,中耳炎,副鼻腔炎,化膿性唾液腺炎,歯周組織炎,感染性口内炎,猩紅熱,炭疽,つつが虫病,オウム病。

用法・用量

小児1日2~4mg(顆粒:0.1~0.2g)/kg,12あるいは24時間ごとに粉末のまま経口投与。年齢・症状等により適宜増減。用時水を加えてシロップ状投与可。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔不快感,口内異常感,喘鳴,眩暈,便意,耳鳴,発汗,全身潮紅,呼吸困難,血管浮腫(顔面浮腫,喉頭浮腫等),意識障害等の異常が認められた場合には投与中止〕【11.1.2】ループス様症候群〔特に6カ月以上使用している長期投与例で多く報告〕【11.1.3】結節性多発動脈炎,顕微鏡的多発血管炎〔発熱,倦怠感,体重減少,関節痛,筋肉痛,網状皮斑,しびれ等の異常が認められた場合には投与中止。特に6カ月以上使用している長期投与例で結節性多発動脈炎が多く報告〕【11.1.4】自己免疫性肝炎〔長期投与例で,抗核抗体が陽性となる自己免疫性肝炎が発現。[8.3参照]〕【11.1.5】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),多形紅斑,剥脱性皮膚炎〔発熱,紅斑,掻痒感,眼充血,口内炎等の異常が認められた場合には投与中止〕【11.1.6】薬剤性過敏症症候群〔初期症状として発疹,発熱がみられ,さらにリンパ節腫脹,肝機能障害等の臓器障害,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が発現。このような症状が現れた場合には投与中止。なお,ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く,投与中止後も発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意〕【11.1.7】血液障害〔汎血球減少,無顆粒球症,顆粒球減少,白血球減少,血小板減少,貧血が発現。また,注射用製剤で溶血性貧血が発現。[8.4参照]〕【11.1.8】重篤な肝機能障害〔肝不全等の重篤な肝機能障害が発現。特に投与初期は観察を十分に行う(投与開始1週間以内に出現することがある)〕【11.1.9】急性腎障害,間質性腎炎〔[8.5参照]〕【11.1.10】呼吸困難,間質性肺炎,PIE症候群〔発熱,咳嗽,労作時息切れ,呼吸困難等の異常が認められた場合には速やかに胸部X線検査等を実施。間質性肺炎,PIE症候群が疑われる場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.11】膵炎【11.1.12】精神神経障害〔痙攣,意識障害等の精神神経障害が発現〕【11.1.13】出血性腸炎,偽膜性大腸炎〔出血性腸炎,偽膜性大腸炎等の重篤な腸炎が発現〕

投与期間制限

なし

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