基本情報
最終更新日時:2024年11月7日15時54分

禁忌

【2.1】出血している者:出血性脳梗塞,硬膜外出血,脳内出血又は原発性脳室内出血を合併〔出血を助長するおそれ。[8.,9.1.2,11.1.1参照]〕【2.2】重篤な意識障害を伴う大梗塞,脳塞栓症〔出血性脳梗塞が発現しやすい〕【2.3】本剤(成分)に過敏症の既往歴

効能・効果

クモ膜下出血術後の脳血管れん縮及びこれに伴う脳虚血症状の改善。脳血栓症(急性期)に伴う運動障害の改善。

用法・用量

クモ膜下出血術後の脳血管れん縮及びこれに伴う脳虚血症状の改善1日80mgを適当量の電解質液又は糖液で溶解,24時間かけて持続静注。投与はクモ膜下出血術後早期に開始し,2週間持続投与が望ましい。脳血栓症に伴う運動障害の改善1回80mgを適当量の電解質液又は糖液で溶解,2時間かけて1日朝夕2回持続静注,約2週間実施。以上,年齢・症状により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】出血〔●クモ膜下出血術後の脳血管攣縮及びこれに伴う脳虚血症状の改善:出血性脳梗塞・硬膜外血腫・脳内出血(1.9%),消化管出血(0.8%),皮下出血(0.8%),血尿等が発現。本剤は血小板凝集能を抑制する。[2.1,8.,9.1.2参照]。 ●脳血栓症(急性期)に伴う運動障害の改善:出血性脳梗塞・硬膜外血腫・脳内出血(0.3%),消化管出血,皮下出血(0.3%),血尿等が発現。血小板凝集能を抑制する。[2.1,8.,9.1.2参照]〕【11.1.2】ショック,アナフィラキシー〔血圧低下,呼吸困難,喉頭浮腫,冷感等が現れた場合には投与中止〕【11.1.3】肝機能障害,黄疸〔著しいAST・ALTの上昇等を伴う重症な肝機能障害,黄疸が発現〕【11.1.4】血小板減少【11.1.5】白血球減少,顆粒球減少〔発症時には発熱や悪寒等がみられることが多いので,これらの症状が現れた時は本症を疑い血液検査を行う〕【11.1.6】腎機能障害〔重篤な腎機能障害(急性腎障害等)が発現。腎機能障害時には血小板減少を伴うことが多い〕

投与期間制限

なし

当該基本情報については、各種提供元のデータを基にメドピアが編集したものを掲載しています。 情報は毎月更新しておりますが、ご覧いただいた時点での最新情報ではない可能性があります。 最新の情報は、各製薬会社のホームページ、医薬品医療機器総合機構ホームページ(PMDA)、厚生労働省のホームページでご確認いただきますようお願いいたします。 もし掲載されている各種情報に誤りやご質問などがございましたらこちらのフォームよりお問い合わせください。