ネクサバール
Nexavar

剤型一覧

  • ネクサバール錠200mg

製造販売元

バイエル薬品

一般的名称

ソラフェニブトシル酸塩錠
英語:sorafenib tosilate

販売名 / 薬価

ネクサバール錠200mg  / 3,270.3円

規格単位(薬価が適用される単位)

200mg1錠

基本情報
最終更新日時:2024年10月3日14時45分

警告

本剤は,緊急時に十分対応できる医療施設において,癌化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで,本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与する。また,治療開始に先立ち,患者又はその家族に本剤の有効性及び危険性を十分説明し,同意を得てから投与する

禁忌

【2.1】本剤(成分)に重篤な過敏症の既往歴【2.2】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕

効能・効果

根治切除不能又は転移性の腎細胞癌,切除不能な肝細胞癌,根治切除不能な甲状腺癌。

用法・用量

1回400mg,1日2回経口投与。状態により適宜減量。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】手足症候群(46.7%),剥脱性皮膚炎〔皮膚症状が現れた場合には対症療法,減量,休薬又は投与中止。[7.4,7.5,8.1参照]〕【11.1.2】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),多形紅斑(1.4%)〔[8.1参照]〕【11.1.3】ケラトアカントーマ(0.6%),皮膚有棘細胞癌(0.6%)〔[8.1参照]〕【11.1.4】出血(消化管出血,気道出血,脳出血,口腔内出血,鼻出血,爪床出血,血腫,腫瘍出血)(7.5%)〔死亡に至る例が報告。重篤な出血が認められた場合には投与中止〕【11.1.5】劇症肝炎,肝機能障害・黄疸(0.8%),肝不全,肝性脳症〔劇症肝炎,AST,ALTの上昇を伴う肝機能障害,黄疸,肝不全,肝性脳症が発現。[8.2参照]〕【11.1.6】急性肺障害,間質性肺炎〔異常が認められた場合には速やかに胸部X線検査等を実施。急性肺障害,間質性肺炎が疑われた場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与。[8.3参照]〕【11.1.7】高血圧クリーゼ〔[8.4,9.1.1参照]〕【11.1.8】可逆性後白質脳症症候群〔投与中止。血圧のコントロール,抗痙攣薬を投与〕【11.1.9】心筋虚血・心筋梗塞(1.1%)〔死亡に至る例が報告。[9.1.2参照]〕【11.1.10】うっ血性心不全(0.3%)〔死亡に至る例が報告〕【11.1.11】消化管穿孔,消化管潰瘍(0.3%)〔消化管穿孔により死亡に至る例が報告〕【11.1.12】出血性腸炎,虚血性腸炎〔出血性腸炎,虚血性腸炎等の重篤な腸炎が発現。激しい腹痛・下痢・血便等の症状が現れた場合には投与中止〕【11.1.13】白血球減少(1.5%),好中球減少(1.2%),リンパ球減少(1.8%),血小板減少(2.1%),貧血(3.4%)〔感染症,出血傾向等の発現に留意。[7.4,7.5,8.5参照]〕【11.1.14】膵炎(0.3%)〔腹痛等の膵炎を示唆する症状が認められた場合や膵酵素上昇が持続する場合には休薬又は投与中止。[8.6参照]〕【11.1.15】腎不全【11.1.16】ネフローゼ症候群,タンパク尿(1.8%)【11.1.17】低ナトリウム血症(0.6%)〔意識障害,全身倦怠感,嘔吐等を伴う低ナトリウム血症が発現〕【11.1.18】ショック,アナフィラキシー〔呼吸困難,血管浮腫,発疹,血圧低下等が発現〕【11.1.19】横紋筋融解症〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇等が認められた場合には投与中止。また,横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意〕【11.1.20】低カルシウム血症(2.8%)〔異常が認められた場合には,血清カルシウム濃度を確認し,カルシウム剤やビタミンD製剤を投与〕【11.1.21】動脈解離〔大動脈解離を含む動脈解離が発現〕

投与期間制限

なし

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