基本情報
最終更新日時:2023年4月6日12時49分

禁忌

【1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2】伝染性単核症〔発疹の発現頻度を高めるおそれ〕 原則禁忌:ペニシリン系抗生物質に過敏症の既往歴

効能・効果

<適応菌種>本剤感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,腸球菌属,淋菌,大腸菌,プロテウス・ミラビリス,インフルエンザ菌,ヘリコバクター・ピロリ,梅毒トレポネーマ。<適応症>表在性皮膚感染症,深在性皮膚感染症,リンパ管・リンパ節炎,慢性膿皮症,外傷・熱傷・手術創等の二次感染,びらん・潰瘍の二次感染,乳腺炎,骨髄炎,咽頭・喉頭炎,扁桃炎,急性気管支炎,肺炎,慢性呼吸器病変の二次感染,膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性症,慢性症),精巣上体炎(副睾丸炎),淋菌感染症,梅毒,子宮内感染,子宮付属器炎,子宮旁結合織炎,涙のう炎,麦粒腫,中耳炎,歯周組織炎,歯冠周囲炎,顎炎,猩紅熱,胃・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症。

用法・用量

〔ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症〕成人1回250mg,1日3~4回経口投与。小児1日20~40mg/kg,3~4回分割経口投与。小児は1日最大90mg/kgまで。年齢・症状により適宜増減。〔ヘリコバクター・ピロリ感染症〕アモキシシリン水和物,クラリスロマイシン,ランソプラゾール併用1回750mg,クラリスロマイシン1回200mg,ランソプラゾール1回30mgの3剤を同時に1日2回,7日間経口投与。アモキシシリン水和物,クラリスロマイシン,ラベプラゾールナトリウム併用1回750mg,クラリスロマイシン1回200mg,ラベプラゾールナトリウム1回10mgの3剤を同時に1日2回,7日間経口投与。以上,クラリスロマイシンは必要により適宜増量可。ただし1回400mg,1日2回まで。

重大な副作用・国内1

【1】ショック,アナフィラキシー〔ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,蕁麻疹等)が発現。不快感,口内異常感,喘鳴,眩暈,便意,耳鳴,発汗等が現れた場合には投与中止〕【2】アレルギー反応に伴う急性冠症候群〔投与中止〕【3】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),多形紅斑,急性汎発性発疹性膿疱症,紅皮症(剥脱性皮膚炎)〔発熱,頭痛,関節痛,皮膚や粘膜の紅斑・水疱,膿疱,皮膚の緊張感・灼熱感・疼痛等が発現。投与中止〕【4】顆粒球減少,血小板減少〔定期的に検査を行う。異常が認められた場合には投与中止〕【5】黄疸又はAST(GOT),ALT(GPT)の上昇〔定期的に検査を行う。異常が認められた場合には投与中止〕【6】急性腎障害等の重篤な腎障害〔定期的に検査を行う。異常が認められた場合には投与中止〕【7】偽膜性大腸炎,出血性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎〔腹痛,頻回の下痢が現れた場合には直ちに投与中止〕【8】間質性肺炎,好酸球性肺炎〔咳嗽,呼吸困難,発熱等が認められた場合には,速やかに胸部X線,胸部CT等の検査を実施。間質性肺炎,好酸球性肺炎が疑われた場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【9】無菌性髄膜炎〔項部硬直,発熱,頭痛,悪心・嘔吐あるいは意識混濁等を伴う無菌性髄膜炎が発現。投与中止〕

投与期間制限

なし

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